松尾大社について

松尾大社

松尾大社は京都市の洛西の地にあります。四条通の東の端が八坂神社ですが、西の端がこの松尾大社にあたります。

創建は大宝元年(701年)、渡来系氏族の秦氏によるものとされています。御祭神は大山咋神(おおやまぐいのかみ)と市杵島姫命(いちきしまひめみこと・別名中津島姫命・なかつしまひめのみこと)です。御神徳としては、商業・開拓・安産など様々ありますが、なんといっても松尾大社は酒造の神様として有名です。

境内にある「亀の井」の水がお酒に変わった。また、八百万の神々がこの水を使ってお酒を造り、神々に振る舞った。といった神話から、特に中世以降、酒造の神様として信仰されるようになり、酒造メーカーをはじめ、味噌、醤油の製造会社や販売業者からの信仰が厚いようです。境内には酒樽がたくさん奉納されています。

松尾大社の本殿は室町時代に改築されたもので、「両流造り」(りょうながれつくり)という他に類を見ない特殊なもので、「松尾造り」とも言われています。国の重要文化財に指定されています。

境内は広く、恋愛成就にご利益があるとされる「相生(あいおい)の松」や、しゃもじ型の珍しい絵馬なども見ることができます。

また、松尾大社は「松風苑」(しょうふうえん)という、昭和を代表する作庭家・重森三玲(しげもりみれい)の遺作である庭も見どころの一つです。

「松風苑」は昭和50年に完成し、「上古(じょうこ)の庭」「曲水(きょくすい)の庭」「蓬莱(ほうらい)の庭」という3つの庭からなっています。「上古の庭」は古代、松尾山の巨岩で神を祀る様子を、「曲水の庭」は松尾大社が栄えた平安時代の様子を、「蓬莱の庭」は鎌倉時代を代表する回遊式の庭で、不老不死の仙鏡を表しているそうです。

松尾大社での祭儀は多く、節分祭や醸造感謝祭である「中酉(ちゅうさい)祭」、毎年4月の松尾祭(神輿渡御祭)などがあります。また松尾大社は山吹(やまぶき)の名所であり、春には「山吹まつり」が開催され、約3000株もの山吹を境内にて楽しむことができます。

相生の松をクローズアップ!

相生の松

境内に、雌雄根を同じくしている2本の松、「相生の松」という古い切り株があります。樹齢は350年で、しめ縄がされ、周囲を囲まれています。

松は長寿や永遠の象徴ということで、夫婦和合や恋愛成就にご利益があるとされています。雄雌が寄り添っているような姿からも、そう言われてきたのも納得です。

昭和31年、32年と相次いで天寿をまっとうしていますが、この相生の松はまるで生きているような気がしてしまいました。天寿をまっとうしても、木には神聖なパワーが宿っているのでしょう。

松尾大社の静かで広い境内やお庭などを散策してパワーをいただき、この相生の松で恋愛成就などのご利益もぜひいただいて帰りましょう!

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